きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

忘れんぼう将軍。妻の忘れ物は無くなるのか。妻を自分の患者だと思って考察してみる。

いつも鍵のありかが分からなくなる妻

今日の朝、子供達を保育園に送ろう歩いていた時のこと、「鍵忘れたー!」妻が叫びながら走ってきます。私にとっては見慣れた光景で、もう結婚してから7〜8年、同じような事を繰り返しています。妻が出かける時に鍵のありかが分からずにワタワタする事は日常茶飯事なのです。今日はワタワタする以前に鍵の存在を失念して出かけたという事なのです。ちなみに、昨日は財布を忘れて仕事に行きました。もう、「将軍」の称号を与えられても異論はあるまい。

あまり言うとキレるので(いわゆる逆ギレというやつです)、あえて指摘せずにいましたが、今回はガクガクブルブル震えながら、全力で妻の忘れ物について考察してみたいと思います。もし、明日以降ブログの更新が無かったら死んだと思って下さい。

「注意」には感度というものがある

妻は看護師なので、こんなに忘れ物ばっかりしていて患者さんの薬を忘れたりとか無いのかな?とか余計な心配もしたくなってしまうのですが、それは大丈夫なようです。

注意には感度というものがあって、興味を惹かれるものの方がより高い集中力を発揮するのです。つまらない宿題だと全然集中出来ないのに、明日の遠足の準備とか楽しみなやつは率先してやったりしますよね。妻の場合はこれかと。

また、同じ課題であっても注意の感度が変わる場合があります。お腹が空いた時に行くデパ地下とお腹が一杯の時に行くデパ地下、食べ物に対する興味が変わりますよね。注意の感度は変わるのです。

朝も昼も関係なく鍵を忘れる妻は、感度云々の話は関係なさそうですね。単に集中力の問題でしょう。

忘れっぽさを改善する為のアプローチとは

妻の忘れっぽさ自体(能力)が改善される事はほぼ期待出来ません。言い方は悪いけれど、能力がテッペンな状態で今のパフォーマンスな訳ですから能力の伸び代は無いと考えた方が妥当なのです(殺されますね ^^;)。

能力の上積みが期待出来ない患者さんを治療する場合、「ルーチンを作る事」を勧めます。ルーチンとは、「鍵を置く場所を決める」とか、「玄関を出る時に必ず決まった言葉を復唱する」等の事です。決まった言葉を復唱すると言うのは「サイフ、ケータイ、トケイ、カギ、テイキ」のように、忘れたら困るものを呪文のように唱える習慣づけをする事で忘れ物を減らすという手法です。ちなみに妻にはルーチンが定着しませんでしたので(一応やってみた)、課題の難易度を下げるしかありません。さて、どうするか。

決まった場所に鍵を置けない理由を考察する

我が家は玄関を入ってすぐにシューズインクローゼットがあります。シューズインクローゼットの扉をあけてすぐのところに鍵をいれるカゴがあります。私は帰宅したら必ずそのカゴに鍵を入れる事にしているので、出かける時に鍵が無いという事はほぼありません。

この「シューズインクローゼットの扉を開ける」というワンアクションが妻にとっては難易度が高い行為なのではないかと考えました(と言うかこれ以上難易度を下げる手段が無い...)。子供のお片付けと一緒で、「フタを開けて箱におもちゃをしまう」より「フタの無い箱におもちゃをしまう」方が楽なのです。「シューズインクローゼットの扉を開ける」という動作を無くす事で妻は鍵を忘れなくなるのか!いざ!!

扉を開けずに鍵をおける場所をDIYする

玄関は家の顔なのでゴチャゴチャしたやつは絶対に嫌です。なので、鍵を置ける場所をDIYしてみました。以前から構想はあって、あとはビスを打てば完成というところまでモノは出来ていたのですが、これを見せたら妻がキレるんじゃないか...と実行に移せずにいました。今日はやるよ!ビスを打つ時は今日だから!!

やってやりました。これがDIYしたやつです。必ず出かける時に視覚で鍵の存在をチェック出来ます。これでダメなら妻の忘れん坊を受け入れます。忘れ物がひどくても、妻へのリスペクトは変わりません(やっぱり死ぬのは怖い...)。

結果は機会があればブログで公表しますね。音沙汰無かったら...そっとしておいて下さい^^;