きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

子育て中の共働き夫婦が家事育児を上手にこなす為に必要な5つの事

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 ちょっと前ですけど、こんな記事が話題になりました。

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旦那との生活の制限に対する不公平感が爆発した妻が家事負担を図にして突きつけるやつです。結果、旦那さんの意識が変わり色々と家事を手伝ってくれるようになったそうです。

我が家も共働きでなので「家事、育児、仕事」を夫婦でバランスよくこなす事の大変さはとてもよく理解出来るのですが、お互いが不公平感を抱く事なく納得した役割分担を行う事はとても大事な事だと思います。

我が家は下の子が4月から保育園に通い始め、妻は5月から復職を控えています。上の子が保育園入園時に一度経験しているので生活が変わるイメージは割としっかりしているのですが、前回の教訓も踏まえて夫婦の役割分担について大切だと思う事をもう一度考えてみたいと思います。

①お父さんは必ず家事と育児に参加する

前述のブログの家事育児分担図を作成した方の家庭もそうですが、「男は仕事、家の事はお前。」みたいに思っている男性って意外に多いのかも知れません。でも、これは絶対にダメです。共働き夫婦であれば特にダメだと思います。

家事をやらない理由として、「料理は出来ない」とか「洗濯物を畳むのは出来ない」なんて言う人がいますが、それは言い訳にしか過ぎません。出来ないのではなく、やった事がないだけ。経験が足りないだけです。一ヶ月やってみて出来ないのであれば、本当に向いてないのでしょうが、そんな人はほとんどいません。

私も結婚するまでは実家暮らしで家事は何にも出来ませんでしたが、下手くそながらに家事に参加する事で多少は家事が出来るようになりました。下手な事と出来ない事は違います。下手でも家事に参加する事が大切だと思うのです。

また、褒めてくれる妻の存在も大きいです。私は単純なので褒められると嬉しくて「また、やってみようかな」なんて思ったりします。包丁も握った事のない私の料理を「おいしい!」と言ってくれる妻のおかげで、私は料理が好きになりました。

うまく出来ない事を指摘するよりも、出来たところを褒めてあげた方が男は働くようになるのかも知れません。旦那が働かない時は一度おだててみてはいかがでしょうか。

②今の暮らしは二人の力を合わせた総合力の上に成り立っているという認識を共有する 

共働き家庭だと夫婦の間にも賃金の格差が生まれます。家に入れている賃金の多い少ないで家庭の決定権が決まるような仕組みはおすすめ出来ません。「俺の方が多く払ってるんだから」なんて言ってるお宅は要注意ですよ〜。家庭は二人の協力の上に成り立っているものなので、家事の分担と同じく生活費の分担も夫婦でよく話し合って優劣のつかない方法を選択する必要があります。

我が家の場合、試行錯誤の結果お互いの手取り金額に◯%を家に入れるという税金のような仕組みを導入しました。「生活税」とでも言いましょうか。収入が増えれば家に入れる金額も増えますが、自由に使えるお小遣いもアップするという仕組みなので、公平性とモチベーションの維持を両立する事が出来ます。

家事育児についても同様に、公平性を保った形での分担が必要だと思います。お互いの仕事のスタイルによって割ける時間は変わってくると思いますが、基本的にどちらかに負担のかかる分担だと遅かれ早かれ必ずうまくいかなくなる日がやってきます。家事も育児も二人の協力があってこそ上手くいくという事を肝に銘じなければなりません。

また、リスクを分散する上でも家事育児のスキルはお互いに一定の水準まで高めておく方が良いと思います。子供はいつ熱を出したり具合が悪くなるか分かりませんし、親の方が急に働けない状況に陥る可能性だってあります。お母さんが入院したら家庭が崩壊するようでは困りますよね。

家族の非常事態に大切なのは「家事、育児、仕事(お金)」の総合力です。共働き(突然収入がゼロになる可能性が低い)前提なので、特に家事育児のスキルは家庭を守る上で重要になってくると思います。往々にしてお父さんの方が家事育児に関して疎くなりがちなので世のお父さん方は頑張らないといけませんね。

③家事、育児のお互いの守備範囲はある程度決めておく

二人で働いていると賃金の格差の他にも、帰宅時間の早い遅いが必ず生じます。多くの場合早く帰宅した方が家事育児の分担が多くなると思いますが、家事育児の役割分担はある程度決めておいた方がいいと思っています。

「余裕のある方がやる」という方法もありますが、我が家のように「なるべく早く家事を片付けて残った時間は自分の事をして楽しみたい」という私と、「寝るまでの時間に家事が終われば良いので帰宅後はゆっくり過ごしたい」という妻だと、なかなか足並みが揃いません。お風呂掃除が終わらないから早くお風呂に入って欲しい私とご飯を食べたらゆっくりソファーで休んでからお風呂に入りたい妻みたいな…お互いのペースというものがありますので、お互いがストレスを感じるようなやり方ではダメです。

我が家ではお互いの家事育児の分担をある程度決めてしまって「自分の分担の仕事が終わったら堂々と好きな事をやる。余裕があれば相手の仕事を手伝う。」というスタイルにしてから、自分のペースで仕事が出来るようになってストレスを感じる事が無くなりました。また、役割が明確になった分、手伝ってもらった時の感謝が増えて「ありがとう」という機会も増えたような気がします。

産休育休中は多くの家事を妻に頼ってきたので、妻の復職後は出来るだけ多くの家事育児をこなして家庭に貢献したいと思っています。間違っても産休育休中のノリで新しい生活に突入してはいけません(←痛い目に合うのは上の子の時に経験済み^^;)。家庭をうまく回すポイントは、お互いが相手の負担を軽くしようと協力し合いながら家事育児に取り組む事であるのは間違いないと思います。

④一人になる時間を意識的に作る

お互い家事に育児に追われる忙しい毎日を送る中で、少なくとも週に1回は1人になる時間を作った方がいいと思います。 それも通勤の移動時間とかでは無く、自分の為だけに使える数時間を意図的に作ります。目的は「1.気分転換」と「2.自分を見つめ直す機会を作る」の2つです。

1.気分転換の方法は人それぞれだと思いますが、私は普段人と話す仕事をしているので誰とも話さない静かな時間が恋しくなる事があります。なので、子供や妻が早く寝た時はテレビを消してみたり、週末はスポーツクラブで一心不乱に走ったりする事でストレスを発散しています。妻はママ友と遊んだり、ヨガや整体に行ったりする事で上手にストレスを発散させているようです。

 2.自分を見つめ直す機会ですが、目の前の家事育児に追われているとどうしても目標を見失いがちです。日々をこなす事に精一杯になってしまって、気がついたら何年も経ってしまっていたりします。私も妻も専門職なので自己研鑽の為の勉強は必須ですし、時々自分の目標を見つめ直す為にも1人になる時間は必要です。

「私も我慢しているんだからあなたも我慢して」では無く、子供の面倒を交代で見たりしながらお互いに一人になる時間を確保出来るよう努めてゆく事が大切だと思います。

⑤相手への感謝を忘れない

日々忙しく生活していて特に疲れていたり自分に余裕が無くなってくると、「自分はこんなに頑張っているのに!」 と「自分が働けるのは相手が家事育児をやってくれているおかげ」という当たり前の事を忘れがちです。忙しい時ほど一度立ち止まって一緒に頑張ってくれている相手の事を思いやる事が大切なのではないでしょうか。

先日、妻が盲腸で5日間入院しました。食事、洗濯、掃除、子供の寝かしつけ、保育園の送り迎え等々、全ての家事育児が自分に降りかかり、とても大変な思いをしました。特に、卒乳していない下の子の「おっぱいちょうだい」のポーズに応える事が出来なかったのは辛かったです。どんなに頑張ってもお父さんが代わりに出来る事とお母さんでなければダメな事があります。子供にとっては母親は唯一無二の存在なのです。私にとっても、子供達にとっても、お母さんは本当にかけがいのない大切な存在です。今の穏やかな生活が出来るのはお母さんがいてくれるからこそです。忙しい時ほどお母さんがいてくれる有難さを忘れてはいけません。

 

これから新しい生活を迎えるにあたって、私達のような子育て中の共働き夫婦が家事育児を上手にこなす為に必要な事をまとめてみました。生活が変化するこの機会に、一度夫婦で家事育児の分担について話し合ってみてはいかがでしょうか?