きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

ゆとりのトリセツ

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ゆとりを背負った若者たち

「ゆとり世代」と聞いていいイメージを持つ人はいないのではないでしょうか。いわゆる「ゆとり世代」とは「ゆとり教育を受けたという世代」を一括りにした総称で、概ね今の10代後半から20代の人たちを指す言葉と解釈して良さそうです。

ゆとり世代 ● 指示が無いと動かない

● 積極性に欠ける

● ストレス耐性が低い

● プライベート優先

こんなイメージを勝手に押し付けられてきた訳ですから、「今どきの若者は」的な感じでゆとり世代をディスるとかなりの高確率で不機嫌になります。きっと、これまでにもたくさん嫌な思いをしてきたのでしょう。

私の職場にも20代の職員は多く、また、実習生と接する機会も多いのですが、上に挙げたイメージに当てはまらない人間が多いです。「ゆとり世代」と揶揄されますが、結局のところパーソナリティよるものが強いかなというのが私の実感です。 

上司、同僚がうざい。職場になじめない。

個人主義と言うか自己主張が強めの人間はどこにでもいます。上の世代から見ると、「どうやってコミュニケーションを取ったらいいのか分からない」という風に映りますが、組織にいるとこれらの人間ともうまくやっていかないといけない訳です。

私のような「松坂世代w」は「けつバット上等」な雰囲気の中で育った訳ですから、「ゆとりのトリセツくれよ!」と吠えたくなる事もあります。でも、育った世代も受けた教育も違うのだからある程度は受け入れないとダメですよね。先輩の目を盗んでトイレで水飲んだ事とかないでしょ?

厳しい事を言うつもりは無いけど、仕事として言わなくてはいけない事はあります。私の仕事で言うと後輩の療法士に「指導」する訳ですが、他人に注意される事に対する耐性が低い子が増えている実感は確かにある。あからさまに嫌な顔をされて、何とも言えないモヤモヤ感をおじさんは噛みしめているのだよ。でも、それも含めて共存する事こそが、中間管理職的な立ち位置にある我々に与えられたミッションなのだから、歯を食いしばって前に進むしかない。敵は難敵だ、いざ進め。

ゆとりの彼女が辞めた日

私の職場では入職3年目の若い女の子が昨日で職場を去りました。チームの総合力を上げる事で治療の質を上げたり患者の安全を守ったりする事に繋がる事は分かっていたけど、閉じている貝を無理やり開くような事を繰り返す毎日は本当にしんどかった。きっと彼女も同じような気持ちだったと思う。「なんでこんな一回り以上も年下の小娘に気を使わなければいけないんだよ!」って思う事も多かったけど、それでも、振り返ると彼女を通して学んだ事はとても多かった。

〇 異なる価値観をすり合わせる

すり合わなくても前に進む

〇 バランス感覚が試される

崩れていても前に進む

組織において立ち止まる事は許されない。どんな人員配置、どんな人間関係であろうと前に進まなければいけない。綺麗ごとでは片付けられない、突破力のようなものが絶対的に必要なのだ。それに気付けただけ、自分は成長出来たと思っている。

出会いと別れの中で 

若いと思っていたら、いつのまにか年下の人間が増えてきて、自分の立場も変わってきたという事なのだろう。自分が若い時に「今時の若い奴は…」なんて言っていたおじさん達は今の自分と同じような事を考えていたのかな。子供達との目が回りそうな忙しい毎日の中で、そんな事を考える穏やかな休日の朝。人事異動の時期ですね。