きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

時短パパの覚悟。娘の卒園式を迎えて。

当たり前では無い。

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週末は娘の保育園の卒園式でした。ここまで大きく元気に育ってくれた事は親として感慨深く、感動という単純な言葉では表せない様々な感情が沸き上がりました。

元気いっぱいのお友達に囲まれて生活をしていると、元気に成長する事が当たり前のようになってきます。でも、病院で働いていると、娘と同じ位の年齢の子供がたくさんの点滴につながれて生きる為に必死に頑張っている姿を目にする機会も多いのです。娘の成長を喜ばしく思いつつ、「元気に成長する事は当たり前でない。すごく特別な事なんだ。」と改めて感じました。元気に卒業証書を受け取る姿、お友達との別れを悲しみ涙する姿、一つ一つの成長が感慨深く、ありがたかったです。

子供を育てる。子供に育てられる。 

ゆずの「栄光の架け橋」じゃないけど、人には見せない涙もたくさんありました。

誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった けれどたしかに歩んできた道だ

子供を育てているようで、実は子供に育てられている。自己犠牲と言うと語弊があるかもしれないけど、子供を優先する事で失われる事が多いのは事実です。親になるという事は、結婚とはまた違う、他人の為に生きる人生がスタートするようなものなのかな。自分の為で無く、他人の為に生きているからこそ、我が子の成長がこんなにも胸を熱くするのかも知れない。

自分自身、「子育てを通して父親になっていく」という実感が強くあります。他人の為にこんなに頑張れないでしょ。子供の為だから頑張れる。子供がいる事で強くなれる。やっぱりパパは、君たちのおかげでパパになれたんだよ。

時短パパの覚悟

看護師の妻は仕事が大好きで、仕事を制限する事でストレスを抱えるタイプです。本人も「家庭と仕事のバランスがあまり上手でない」と言っている通り、時短勤務をしながら、仕事が制限される事にストレスを感じ、家庭の事が捗らず、子供達は保育園に預けっぱなしになりました。そんな妻の姿を、子供の姿を見て、私が「時短パパ」になろうと決意しました。妻にはフルタイムで働いてもらい、私が時短を取って家事育児の多くを担う。パパが時短を取る事で誰に何と言われようと、妻にとって、子供にとって、家族にとってのベストな形がパパの時短勤務だと思ったから迷うものは何もありませんでした。保育園への送りも、迎えも、ご飯も、お風呂も、洗濯も、パパが全部やる。

妻がただ真っ直ぐ仕事に向き合える環境を整える事で、家庭もうまくまわる、子供と触れ合う時間も増える、みんなが笑顔になれる。

パパが時短を取ってから、妻が生き生きと働いています。本当に羨ましいくらい。きっと、こういう働き方が妻には合っているんですよね。妻の笑顔が増えて、子供達も嬉しそうです。

縁の下の力持ちみたいに、家族を支えて、孤独を感じる事もあるけれど、全て自分で決めた事だから、ただ信じた道を一生懸命に進む。空気みたいな存在だけど、家族にとって、いなくなったら絶対に困る存在。そんな存在でありたい。

今日から始まる新しい一日を一歩ずつ歩いていこう。