きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

おもちゃの効能【お人形さん遊び編】

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女の子はお人形さん遊びが大好きですよね。「ぽぽちゃん」「メルちゃん」「リカちゃん」といったお人形を娘にプレゼントするパパママも多いのではないでしょうか。お人形さん遊びは対象年齢が非常に広く、それこそ「一緒に寝る」から「複数人でそれぞれ役割分担をしながらお世話する」といった高度な遊びまで、細かく遊びのレベルを段階付けする事が出来るので遊ぶ相手を選びません。我が家では娘の3歳のクリスマスにサンタさんが「ぽぽちゃん」を持ってきてくれました。

幅広い年齢の子供に愛されるお人形さん遊びですが性別的には女の子が興味を持つ傾向にあります。これは母性によるところと、性別の意識の芽生える2歳くらいから「ママの真似をしたがる」ママを同じ女性と認識する女の子が多いからだと考えられます(家事育児の役割の多くをママが担っている家庭が多いので)。いわゆる「ごっこ遊び」「おままごと」といった遊びに取り入れやすいのがお人形さんであり、その特性を生かせるようになるのは3歳前後という事になります。3歳前後でお人形さんをおねだりする女の子って多いですよね。

お人形さん遊びは、身体機能を伸ばすという側面よりも、ソーシャルなスキルを伸ばす事に優れた遊びです。例えば「社会性」「言語能力」といった能力を特に伸ばしてくれます。個人差はありますが、「おままごとで役を演じられる」「年下の子供の面倒を見たがる」年齢は概ね3歳前後です。対他者との会話が成立するようになるのもこの位の年齢なので、対他者(お人形、お友達)とのかかわりの中で社会性を磨く事が出来ます。言語的には「かわいいお人形」「おいしい料理」といった二語文が意味を正確に捉えて使えるようになり、「綺麗だね」「楽しいね」といった表現が出来るようになるとお人形さん遊びの幅が広がってきます。話せる事と意味を正確に捉える事は違うので、お子さんの言語的な発達を観察するのであれば、「言葉が言える」事に加えて「言葉の意味を理解して使っている」かどうかを意識してみていくと楽しいですよ。

「おままごと」は頭の中にストーリーを描いて臨機応変に展開してゆく作業なので、知育としても大変優れています。この「未来を想像して行動を使い分ける」という事は脳の機能的にも大変高度なものなのです。お子さんがお人形さん遊びをしていると、「この年齢でこんなところまで意識が届いているんだ~」と感心してしまいます。

上着を脱いだり、靴を履いたり、ご飯を食べたり、歯を磨いたり、お人形さんのお世話をする事で自身の基本的生活習慣が身についてゆく側面もあります(オムツが自立していないのにお人形さんのオムツを替えていたりしますよね)。お人形さんで遊ぶ事は実は生活トレーニングの一環であると考えると、お子さんの遊ぶ姿がまた違って見えてくるかもしれません。

結論。お人形さんはソーシャルトレーニングに非常に優れたおもちゃである。お人形さんの購入を検討中のパパママ、自信を持ってオススメします(^^♪

 

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