きりんさんパパのあくび

共働きで二児の子育てに追われるパパの雑記。育児ネタ、簡単料理、家庭菜園、DIY、商品紹介など色々と書いています。作業療法士というリハビリの仕事をしています。

【続】時間の見える化は成功するのか!?3歳児が時間の流れを認識出来るか検証してみた!!

砂時計を使う事で3歳児は時間の流れを認識するのか

ちょうど一ヶ月前にこんな記事を書きました。「朝ご飯をなかなか終わりに出来ない3歳の息子が、砂時計を用いる事で時間の流れを認識してご飯を終わりに出来るのか」という記事です。

kirinsan-papa.hateblo.jp

あれから1か月ちょっと経過。息子は砂時計を使う事で時間の流れを認識出来たのか?興味深い知見をいくつか得られたのでまとめてみます。お子さんのご飯が終わりが見えずに困っているパパママの何かの参考になれば幸いです。

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砂時計を使う事で3歳児は時間の流れを認識出来る

息子(3歳)は砂時計を使う事で、いつまでも終わりに出来なかった朝ごはんを終わりにする事が出来るようになりました。よって、時間の流れを認識する事が出来たと結論付けます(3歳児と言っても、月齢によってだいぶ差があるのでお伝えしておくと、息子は3歳2か月です)。以下に、いくつか気が付いた事、成功に至ったポイントなどをまとめてみます。 

※砂時計は初めからセットする訳では無く、食事を終わりにしたい数分前に「このお砂が終わったらご飯は終わりだよ」の声掛けとともにセットします。

詳細は前回の記事をご参照下さい。

【検証】時間の見える化は成功するのか!?3歳児は時間の流れを認識する事が出来るのか検証してみた!! - きりんさんパパのあくび

数回でマスターする

「お砂が無くなったらご飯は終わり」という非常にキャッチーな指示なので、3歳児でも理解しやすく、受け入れも良好な様子でした。練習した感じは無く、いきなり出来た印象です。

テレビは消した方が良い

テレビがついていると注意がそれるのでテレビは消した方がいいです。この年代の子供に限らず、「注意」には容量のようなものがあって、複数課題を与えると一つの作業に使える注意の容量が減ってしまうのです。必然的にながら作業は動作のスピードを落とします。

砂時計でないとダメ

時間を目で確認できる携帯アプリもありますが、試してみたところ砂時計の方が圧倒的に受け入れが良かったです。2Dの画面より、3Dの実物の方が終わりをイメージしやすいのでしょう。「目の前に存在する砂が減っていく」という刺激が分かりやすいのだと思います。

色付きの砂時計の方が良い

目から入る刺激は強い方がいいです(今回は砂時計の砂に注意を向けたいので)。ですので、部屋になじむ「白」とかで無く、「赤」「青」「黄」とかビビっとくる色の方が刺激が強いのでオススメです。

息子は「ももいろクローバーZ」の子ども向け番組『ぐーちょきぱーてぃー』が好きで、おひさまかなこちゃん(赤色)、たんぽぽしおりん (黄色)といったように、色とキャラクターを結び付けて楽しんでいます。

競争にする 

砂時計の色によって、「3分」「5分」「7分」とあるのですが、「どっちが早く食べられるかな?」なんて、競争心を煽ると「今日はかなこちゃんに勝った!」なんて張り切って急いで食べてくれます。 この年代の子供って一番になる事が好きですよね。以前にこんな記事も書いています。

水たまり踏んだら負けゲーム!子供の特性を理解して上手に子供の行動をコントロールしよう!! - きりんさんパパのあくび

選ばせてあげた方が受け入れは良い

「赤色のお砂が無くなったらご飯終わりね」では無く、「今日は何色のお砂と競争しようか?」みたいな感じで選択肢を与えた方が受け入れがいいです。「自分で選んだ」という事が行動をポジティブにしてくれます。ご飯も同様で、「パン、ヨーグルト、ヤクルト、どれから食べようか?」と問いかけた方が、受け入れが良いです。

無敵モードに入ったら何を言っても無駄

時々何をいっても無駄な無敵モードに入る事があります(愚図りがあまりにもひどく、何を言っても聞かなくなる瞬間がある)。そんな時はもうあきらめるしかないですね(笑)。砂時計は万能ではなかった ^^;

 

結論としては、オススメ出来る方法だと思います。砂時計を導入して、ご飯をスムーズに食べられるようになった事は我が家にとって大きな成果でした。ご飯くらいゆっくり食べさせてあげたいけれど、共働き夫婦の朝はリミットがあるので仕方がないですね。

以上、【続】砂時計を使って時間を見える化したお話でした。

 砂時計 3分&5分&7分

ももクロが好きなお子さんには特におすすめ(^^♪

30年以上も続く後悔の言葉。放った言葉は二度と返ってこない。

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言葉は二度と返ってこない

私が小学校3年生の時、同じクラスの女の子の弟が転んで泣いているのを見かけました。その子は「アンパンマン…」とアニメのキャラクターを何度も口にしながら、痛みに耐えているように見えました。次の日、その女の子に「お前の弟、昨日転んでアンパンマンとか言ってたよ。」と言ったところ、その女の子は「ひどい!ひどすぎるよ!!」と大号泣し、それから一度も口を聞いてくれなくなってしまいました。私はなぜ彼女がこんなに怒っているのか分からず不思議に思いましたが、だいぶ日にちが経った後に、彼女の弟には障害(詳細は分かりません)がある事を知りました。「アンパンマン...」という言葉は、辛い時に頑張れる合言葉か何かだったのかも知れないと気付いた時、何とも胸が締め付けられるような気持になりました...取り返しのつかない事を言ってしまった。あれから30年以上経つ今も、私はあの一言を心から後悔しています。

受け入れている誰かがいる事に気付いていないという事

私たちは普段言葉を選びながら生活しています。本音をぶつけ合って友情が芽生えるなんて「学園ドラマ」の中だけのファンタジーです。本音をぶつけ合って物事が解決したように見えるのは錯覚で、多くの場合は誰かが我慢したり、あきらめたりする事で事態が収拾しているのです。だから、本音をぶつける事で「友情が芽生える」「分かり合える」と本気で言っている人を見ると、あなたの発言を受け入れてくれている誰かがいる事に気付いていない残念な人に思えて仕方がないのです。 

誰かに〇〇を言われて傷ついたという経験は誰しもあるのではないでしょうか。でも、往々にして言った方は気付いていないのです。何故ならそれは、言われた方が心の痛みをそっと飲み込んでいるから。

言葉の重みをかみしめながら。

同じような毎日が続いていると、それが特別な事である事に気付かなくなってしまいます。暑い日と寒い日があるから「今日は暑い」「今日は寒い」と感じるように、毎日が幸せだと幸せである事が当たり前になってしまうのです。 

言葉は発して終わりでは無く、受け取る相手がいる事を忘れてはいけない。 

悪気の無い言葉でも、取り返しのつかない傷を相手に与える事があります。30年以上前に放った私の言葉が二度と返ってこないのと同様に、今この瞬間に放っている言葉も、二度と返ってこないのです。言葉の重みをかみしめながら、今日も生きていきます。

 

時短パパの覚悟。娘の卒園式を迎えて。

当たり前では無い。

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週末は娘の保育園の卒園式でした。ここまで大きく元気に育ってくれた事は親として感慨深く、感動という単純な言葉では表せない様々な感情が沸き上がりました。

元気いっぱいのお友達に囲まれて生活をしていると、元気に成長する事が当たり前のようになってきます。でも、病院で働いていると、娘と同じ位の年齢の子供がたくさんの点滴につながれて生きる為に必死に頑張っている姿を目にする機会も多いのです。娘の成長を喜ばしく思いつつ、「元気に成長する事は当たり前でない。すごく特別な事なんだ。」と改めて感じました。元気に卒業証書を受け取る姿、お友達との別れを悲しみ涙する姿、一つ一つの成長が感慨深く、ありがたかったです。

子供を育てる。子供に育てられる。 

ゆずの「栄光の架け橋」じゃないけど、人には見せない涙もたくさんありました。

誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった けれどたしかに歩んできた道だ

子供を育てているようで、実は子供に育てられている。自己犠牲と言うと語弊があるかもしれないけど、子供を優先する事で失われる事が多いのは事実です。親になるという事は、結婚とはまた違う、他人の為に生きる人生がスタートするようなものなのかな。自分の為で無く、他人の為に生きているからこそ、我が子の成長がこんなにも胸を熱くするのかも知れない。

自分自身、「子育てを通して父親になっていく」という実感が強くあります。他人の為にこんなに頑張れないでしょ。子供の為だから頑張れる。子供がいる事で強くなれる。やっぱりパパは、君たちのおかげでパパになれたんだよ。

時短パパの覚悟

看護師の妻は仕事が大好きで、仕事を制限する事でストレスを抱えるタイプです。本人も「家庭と仕事のバランスがあまり上手でない」と言っている通り、時短勤務をしながら、仕事が制限される事にストレスを感じ、家庭の事が捗らず、子供達は保育園に預けっぱなしになりました。そんな妻の姿を、子供の姿を見て、私が「時短パパ」になろうと決意しました。妻にはフルタイムで働いてもらい、私が時短を取って家事育児の多くを担う。パパが時短を取る事で誰に何と言われようと、妻にとって、子供にとって、家族にとってのベストな形がパパの時短勤務だと思ったから迷うものは何もありませんでした。保育園への送りも、迎えも、ご飯も、お風呂も、洗濯も、パパが全部やる。

妻がただ真っ直ぐ仕事に向き合える環境を整える事で、家庭もうまくまわる、子供と触れ合う時間も増える、みんなが笑顔になれる。

パパが時短を取ってから、妻が生き生きと働いています。本当に羨ましいくらい。きっと、こういう働き方が妻には合っているんですよね。妻の笑顔が増えて、子供達も嬉しそうです。

縁の下の力持ちみたいに、家族を支えて、孤独を感じる事もあるけれど、全て自分で決めた事だから、ただ信じた道を一生懸命に進む。空気みたいな存在だけど、家族にとって、いなくなったら絶対に困る存在。そんな存在でありたい。

今日から始まる新しい一日を一歩ずつ歩いていこう。