【防災対策】いざという時に大切な家族を守れますか?災害時にあると助かる物をまとめてみました!
もし今災害が起こったら...東日本大震災からもうすぐ7年が経過します。
2011年3月11日、東日本大震災によって多くの命が奪われました。東北地方と関東地方の太平洋沿岸部では巨大な津波が押し寄せ、壊滅的な被害を及ぼしました。震災による死者・行方不明者は18000人を超え、犠牲者の死因の90%以上が津波に巻き込まれた事による溺死でした。また、福島では原発事故が発生し、多くの人が長期にわたる避難生活を強いられました。
被災地以外の人も大変な思いをしました。関東・東北地方の広い範囲で液状化現象、地盤沈下が発生、高速道路は高架橋や橋の崩落により広範囲で通行止め、新幹線、私鉄、地下鉄は全線運転を停止しました。
職場や外出先から長時間歩いて帰宅した事を覚えていますか?
日持ちのしない菓子パンまで店頭から消えたのを覚えていますか?
電池、懐中電灯、ガスコンロが手に入らなくなった事を覚えていますか?
計画停電で真っ暗なトイレに懐中電灯を持って入った事を覚えていますか?
暗い部屋の中で毛布にくるまって寒さをしのいだ事を覚えていますか?
色々な物資が不足して大変な思いをしたにも関わらず、月日の流れと共に危機意識が希薄になっていきます。皆さんはいざという時の備えは万全でしょうか。
災害は夜間に起こるかも知れません。
避難する際は冷たい雨が降っているかもしれません。
もう一度考えよう。もし、再び災害が起こったら。
非常用リュックの用意は出来ていますか?避難時にリュックに入っていると役立つ物まとめ!
・現金:お札だけでなく現金も用意
・通帳、キャッシュカード、印鑑:いざという時にすぐに持ち出せるように準備を
・下着、パンティライナー:避難所の生活に備えて下着など最低限の用意を、下着が替えられない時はパンティライナーをつけていれば清潔を保てます。
・ポリ袋:調理、水の運搬、排泄の処理など
・おしりふき(ウェットティッシュ):手の清潔を保ちます、体拭きにも使えます
・油性マジック:家族、知人にメッセージを残す際に
・ガムテープ:物の固定、メモの代わりにも
・笛:救助を求める際に、逃げる時は首から下げて
・ロープ:テント設営などに
・ラジオ:情報収集にかかせません
・懐中電灯、ヘッドライト:停電時、避難時、救助時、夜間の照明に
・乾電池:ラジオ、懐中電灯、ヘッドライトの電源に
・携帯の充電器:家族と連絡をとる為に携帯電話はライフラインです
・レインコート、ポンチョ:風雨をしのぐだけでなく防寒着としても活躍します
・アルミホイル:お皿替わりだけでなく、体にまけば防寒対策になります
逃げる時の服装
・ヘルメット:家族の安全を守る為に全員分の用意を
・軍手、ゴム手袋:ガラスで手を負傷する事もあるのでゴム手袋もあると安心
・動きやすいスニーカー:足元が悪い中でも安全に避難出来るように
[日本野鳥の会] Wild Bird Society of Japan バードウォッチング長靴
きりんさんパパ愛用、日本野鳥の会の長靴。コンパクトに折りたためるので、かさばらずに持ち歩く事が出来ます。長時間の歩行でも問題ありません。悪天候の際はスニーカーより頼りになります。
首都圏で被災した場合避難所に全員入れるとは限りません。長期間自宅に待機になった時の備えをまとめます。
・衣類:避難生活が長期化する可能性に備えて
・毛布:自宅、避難所での防寒対策に、怪我人の搬送にタンカ替わりにも使えます
・簡易トイレ :トイレ問題は切実です、簡単に作れます(※下記参照)
・救急セット:怪我、体調不良に備えて、大人用、子供用を揃える
・非常食、レトルト食品:缶詰だけでなく美味しいレトルト食品も
・調味料(醤油、みそ、塩):味に変化を持たせて、食事に飽きない為に
・土鍋:土鍋があればご飯も汁物も全部いけます。味の濃い缶詰は一緒に炊く事で炊き込みご飯として食べる事が出来ます。
・水:1人が1日過ごすのに3Lの水が必要です
・カセットコンロ、ガスボンベ:温かい食事に、防寒対策に必須です
・ろうそく:懐中電灯と併用して、電気が止まった時の照明に(火災に注意!)
・ティッシュ:清潔を保つ、排泄の際に
・オムツ:オムツが外れていない子供がいる家庭は必ず必要です
・新聞紙:ビニール袋やラップを被せればお皿代わりに、丸めれば添え木代わりになります
・ポリ袋:調理や水の運搬に
・ハンカチ(大き目の物が良い):粉塵を防ぐ際のマスク代わりに、怪我の応急処置に、添え木の固定に
・ラップ:お皿に被せれば洗い物を減らす事が出来ます
・バケツ:水の運搬、簡易トイレなど複数あるとあった方が良いです
自作の簡易トイレ。バケツにビニール袋をかぶせて丸めた新聞紙を入れただけです。新聞紙を入れる亊で排泄物の乾燥を速めて嫌な臭いも抑える事が出来ます。
食べながら備えるローリングストック法なら、無理なく備蓄を始める事が出来ます。ふだん食べなれた物なら災害時でも安心出来ます。
ローリングストック法をご存じですか?普段から少し多めの食料を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法の事です。無理やり長期保存出来る非常食を用意する必要がありません。一か月に一回程度の頻度で定期的に食べるだけで実践できます。
缶詰だけでは味も濃いし食べなれていないので毎日食べるのは大変です。 普段から食べなれている物、子供達が好きな物をストックしておきましょう。大変な時だからこそ美味しいものを食べたいですよね。
飲料水は生命線!一人あたり一日3Lの水が必要になります。水もローリングストック法で多めの備蓄を心がけましょう。
一人あたり一日約3Lの水が必要です。我が家は4人家族なので一日12L、2Lのペットボトル6本1ケース分が一日分の想定です。水は常時10ケース前後を備蓄しています。その他に子供の好きな麦茶を3ケース、大人用のウーロン茶を数ケース備蓄しています。置き場所さえ確保できれば、古いものから順番に使っていくだけなので今すぐに実践する事ができます。 我が家はウォーターサーバーからローリングストック法に切り替えました。
米さえあれば何とかなる!災害時には温かいご飯が恋しくなります。防寒対策にもカセットコンロとガスボンベは必須です!
カセットコンロとガスボンベは温かい食事に、防寒対策に必須です。多めに備蓄しておきましょう。 ガスボンベ1本で約65分使用出来るそうです。土鍋があればお米を炊いて食べる事が出来ますし、炊く事が大変な時はパックご飯を10分ちょっと湯煎すれば食べる事ができます。パックご飯は、残りご飯の無い朝などに食べるようにすればローリングストック法を実践できます。
最近出会ったウーケのご飯。添加物不使用なので、レンジでチンした時の添加物特有の嫌な臭いが全くありません。カンブリア宮殿で「奇跡のパックご飯」として紹介されました。「ゆめぴりか」や「つや姫」などのブランド米のパックご飯もあります。「サトウのご飯」しか知らなかったので味の違いに驚きました。
イワタニ(Iwatani) カセットガスストーブ CB-STV-3 カセットボンベ式 CB-STV-3
カセットコンロで使えるストーブ。電気が無くても使用出来るので、停電した時の備えに一台あると安心です。
いざという時に土鍋でご飯を炊けますか? 美味しいご飯の炊き方をシェアします!
土鍋でご飯を炊くとふっくら艶やかなご飯が炊き上がります。美味しそうに炊きあがってるでしょ?おこげも絶品です。災害時に関わらず、普段の食卓の中にも取り入れたいですね。
土鍋ご飯の炊き方
1.米をといで30分ほど吸水させます。水の量は適当にかぶる位でOK。
2.吸水が終わったら米をざるにあげてしっかり水を切ります。
3.土鍋に計量した水と米を入れて蓋をして炊き始めます(米1合に水200cc)。
4.沸騰までは最強火→沸騰したら中火に落とし、沸騰状態を保ちつつ5分→最弱火で4分→最後に最強火で3~5秒→蒸らし10分。
5.蒸らしが終わったら出来上がり!
クックパッドのあかくまままさんのレシピを参考にしましたが、水の量や炊く時間などは使用する鍋によっても変わってくると思うので調整してみて下さいね。私は上の方法で失敗した事がありません。
https://cookpad.com/recipe/1587145
あかくまままさん
備えあれば憂いなし
皆さんは防災対策をしていますか?大切な家族を守る為に、普段から意識を持って防災対策に取り組みたいですね。最後に、とても感銘を受けたイラストレーター アベナオミさんの震災の記録イラストを紹介します。
イラストレーター アベナオミさんのブログより転載。画像の二次使用OKだそうです。
illustrator-abe-naomi.blog.jp/